[情報] 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。vol.93

作者: OGATA (HARUKA)   2009-08-11 00:48:41
◆◇ 「 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」 ◇◆   2009年8月9日発行
              vol.93「神様カラノ贈リ物。」
 やっと日本列島隅々まで、おそーい梅雨も明け!
 アッツイ日々が巡ってきましたね!
 暑い日もシンドイですが、梅雨が長引くのもシンドイです。
 東京で梅雨明けを迎える頃からちょっとバタバタした日々を送っていました。
 不可抗力で加わった部分もあるのですが、元々わかっていたこともいろいろあり……
なので、梅雨の真っ最中でしたが、この7月の頭頃、ちょっとした旅へ出ていました。
 神様の地。
 伊勢神宮・天照大神のもとへ。
 こういう仕事をしながら宗教の話は厳禁、というのが業界的常識ではありますが、、
、今回は敢えて、少しだけ触れてみたいと思います。
 私は基本的には特定の信仰宗教はもっていない、いわゆる無宗教の人間です。
 でも、日本古来からずっと伝えられている、「八百万の神」……自然界のすべてのも
のに神が宿っている、だからいろいろ大事にしていこうという感覚が、とても好きな
のです。
 日本人の美的感覚の原点、魂を表しているようで。
 そういう感覚、考え方がとても美しいと思う。
 だからそれを束ねると言われる神様(天照大神)のいらっしゃる伊勢神宮には、参っ
てみたいと思っていたのでした。ずっと。
 ただ機会がなくてそのままになっていただけで、、、今回は久しぶりに、相方と同
時期に続いたお休みを頂けたのと、年に1~2回は参っていた芸能の神様・天川神社(

川大弁財天社)にもそろそろと思いつつ、彼も初めて伊勢・天川に行ってみたいと言っ
てくれたので(今まではいつも1人旅)、では今回はお伊勢様から回る旅にしてみよう
か! ということに相成ったのでありました。
 「一生に一度はお伊勢参りへ」
 と昔の……江戸の人たちは思っていたのだそうですが、それくらい、江戸の人間にと

て伊勢は遠い土地でもあったということでありました。
 でも、それは昔のこと。今は交通手段もいろいろありますからね。
 でも、実際計画を始めてみたら、、、やっぱり、今でも、遠かった!(爆)
 でも、今は、安かった!!
 そう、土日1000円というあの恩恵を、今回初めて受けたのです!
 日曜深夜に家をでて東名に乗り、富士川で仮眠を取りつつ、伊勢神宮へ。走行距離
約600kmの行程の高速代は、なんと首都高込みで1550円!
 ブラボーーーーー!!!!!(笑)
 生まれて初めて参ったお伊勢様は、素敵なところでした。
 思ったよりも、すべてがとてもシンプルで。
 そして思った以上にとても荘厳で、隅々にまで「気」が満ちた、気持ちが穏やかに
なるところでした。
 そして、やっぱり、起きました。
 例の「都合のいい天気になる」という風説が。
 ……さ。
 またややスピリチュアルな話になりますよ?(笑)
 天気は東京からずっと雨(梅雨なんだから当たり前だけど/爆)。
 特に富士川で寝てる途中から大雨になり、雨音がものすごくて、どこでも眠れるは
ずの私が10回くらい起きてしまうくらいでした。
 そんな雨続きの行程の中、さらに体を清めるために温泉に入ったりしながらのんび
り走っていたので、現地についたのはもう14時過ぎ。予測段階ではさらに1時間ほど
遅れそうで、そんな時間でお参りは大丈夫かと、途中からひやひやしていました。
 でも、伊勢至近になったところで、突然雨は上がり、小降りになって!
 道もスムーズに走れるようになって!
 伊勢神宮の駐車場に車を入れた時には、雨は見事にあがっていました(笑)。
 伊勢神宮界隈は普通の地方の街なのに、一歩境内に入った途端、まるで森林浴。
 雨上がりの境内は清浄な気が漂っていて、とても落ち着きます。
 川で手足を清め、最奥へ。そしていよいよ、本殿の前へ。
 天照大神の御許へ続く石の階段が、どーんとそそりたっていました。
 少し緊張しながら、階段をゆっくり登り始めたら、、、なんと!
  それまで曇っていた空から、サアッと、陽が……!
 雲の切れ間から一筋に太陽が差し込む様は、まるで伝説さながらのよう。
 でもお参りを終えて坂を下り始めたら、またスッと太陽は、雲に隠れてしまったの
です。
 陽がさそうとする直前に蝉が鳴き始め、曇るといっせいに鳴きやむので、音声と光
の同時演出で、その光景はさらに劇的な印象に。その後も、荒御魂、風の宮と参拝す
るたびに、蝉が鳴き始め陽がさし、立ち去ると曇って鳴きやんで、、、
 ……すみません!
 今、読者のみなさんがおっしゃりたいことはよおくわかります!
 自分でも、あまりにも、作ったみたいな、できすぎた話だと!!
 でも、本当に、嘘みたいな……そんなことがあったのです。
 無事にお参りが終わった帰りがけ、駐車場への最後の太鼓橋を渡ろうとした時に、
また陽がすっと一筋さしてきて、橋の一部分を照らしました。
 そこには一匹の、全身真っ白な小さな虫がいました。
 陽に照らされてキラリと光るその虫は、近づいてよくみても、何という虫なのかわ
かりませんでしたが、とにかく白くて、キラキラしていたのです。
 すると、向こうから一匹の蜘蛛がやってきて、虫に近づいていきました。
 虫は動きません。何にも動じないみたいな感じに。
 とうとう蜘蛛がすぐそばまでやってきた時、つい、反射的に、その間に指を入れて
しまいました。蜘蛛は驚いて、またスススと遠ざかっていきました。
 私と相方が残った白い虫をじっとみていると、虫は、ゆっくり羽を広げて、光の中
を舞い上がっていきました。
 キラキラ旋回しながら、ゆっくり上昇していって、、、
 本当に、不思議な体験でした。
 翌日、再び車に乗り、いつもの私の聖地・奈良県天川村に向かいました。
 いつものようにご祈祷をしていただき(これは私1人で)、ご神託を賜ろうとおみ
くじを引いたら。
 その詳細の最初の一文には、こう書かれていました。
 「このみくじにあふもの、伊勢神宮を信仰すべし」
 ……どうして、……だったんでしょう……?
 でもね、そんなに良い(?かどうかわからないけど)ことばかりではなかったんで
すよ?
 だってそのおみくじは、天川神社で初めて引いた「凶」だったから。
 その言葉通り、旅から戻った7月の中旬から下旬にかけては、ほんっとーーーーーー
に、いろいろ大変でした!!!!! いやマジで……というか、久しぶりに、本当に
私は死ぬんじゃないかと思ってしまうようなことが!!!
 ……なーんて書くと、またどこかのネットニュースに「オガタが病に!」とか書か
れてしまうかもなので一応最初に否定しておきますが、無事ですよ?(笑)
 ただ、大変な状況が発生して、わたわたしていたのは本当です。
 でもそのおかげで、ちょっとは自分の身の回りのことに気遣うようになりました。
結果的にはとても良かったと思っています。確かに最近私はちょっと、自分のことに
なあんにも構うヒマもないくらいであったので。
 なんかくるかな? と気を引き締めて向かえたこともよかったと思います。
 それも「凶」の効能ですね(笑)。
 アンラッキーなことにイチ早く気づけたのは、そのおかげな気がします。
 そして、そのことをきっかけにして、自分のすぐ周りにいるひとたちのことをより
大事にしていかなくてはいけない、また自分も大事にしなければと思えたことも、よ
かったことでした。
 私は愛されている。だから周りのひとのために、自分を、と、少しは思えるように
なったから。
 「孤独だ」と強く思っていた少し前までの自分が、嘘のように。
 今回みたいに、やや神懸かり的な、象徴的なことじゃなくても、日常にはいろんな
ことが転がっている気がします。
 それからの自分は、今までよりもちょっとだけ、「気づく」ようになりました。
 私が気づけないことは、私の周りの方が、私の鏡になって教えてくれる。
 家族やスタッフ、身近な友人のみんなが。
 そのことを大事に、ひとを大事にしてゆこうと。
 そして、そこでもらったキモチを、愛を、ファンの……受け手のみなさんに作品や言
葉として伝えていく・分かち合う、ということが、私が今、ここに生きて、まだこの
世界にとどまらせてもらうためのミッションなのかもしれないなあと、、、少なくと
も仕事を失うまでは。
 と、ガッツリした気負いじゃなく、ぬるりと、思ったのでした(笑)。
 さて!
 これからも、まだ少しは、この仕事を通して社会貢献させていただける機会がある
ようです。
 愛と元気をいっぱいもって!(笑)
 よかったら、受け取ってください。
 ナマで会うモノは、受け取りにいらしてください。
 お待ちしています!

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