[情報] 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。vol.106

作者: OGATA (HARUKA)   2011-07-30 00:01:22
◆◇ 「 緒方恵美の、銀河で、ホエホエ。」 ◇◆   2011年7月29日発行
                  vol.106「ありがとう! そして、、、」
 雑誌「ぴあ」が、ついに最終号を迎えることになったそうですね。
 39年。長かった。本当にお疲れ様でした!
 今でさえいろんなエンタメ関連雑誌が出ていて、ニーズに合わせて選び放題な感
じでありますが、昔はほとんどなくて、、、私の中学・高校・大学・舞台役者時代
は、ずっと「ぴあ」さんにお世話になりっ放しであったことを、今回改めて、懐か
しく思い出しました。
 少ない小遣いの中から、いつ頃からか、漫画雑誌よりも「ぴあ」を優先的に買う
ようになり、本当に隅から隅まで、目を皿のようにして読んでいたあの頃。ネット
がない時代、本当にお世話になりっぱなしでした。
 映画、演劇、ライブ、コンサート、美術、博物館、イベント、スポーツ……良さ
そう、楽しそうなら何でも観にいきたい、聴きにいきたい、やってみたい! とい
う超・雑食だった私にとっては、超・コストパフォーマンスが高かった!(笑)
 どんなに小さなステージでも、細かくピックアップしてくれていたぴあ。
 冒頭のPick Upはもちろん注目でしたが、ずぅっと眺めていると、「おっ!」と
いうモノが、必ずいくつかはみつけられたんですよね。
 観たかったけどロードショーでは金銭的に厳しかった映画が3本立てでやってる
映画館をみつけたり、街のちいさな美術館での震えるような絵との出会いをくれた
り、後にすごく通うようになったアーティストや劇団をみつけるきっかけになって
くれました。
 インターネットだと、つい、目的のアーティストや劇団ばかりを見つける作業に
なっていってしまって。雑誌だからこそのそういう「発見」が、私に、たくさんの
見えない宝物をくれたんだと思います。
 だけじゃなくて。……思い出しました。
 いろんな「広告」にも、お世話になったこと。
 高校一年の時に、最初に入った某・芸能事務所。
 20代前半を過ごした劇団、ネヴァーランド・ミュージカル・コミュニティ。 
 そして、初めての声優事務所・青二プロダクション(青二塾)。
 タイミング良く、目にとまった募集広告。
 そこから応募し、オーディションを受け、……私の仕事が、始まった。
 みんなみんな、きっかけは「ぴあ」でした。
 (ネヴァランは記事→観に行く→スキになる→オーディション受ける、でしたが)
 本当に、お疲れ様でした。
 ありがとう、ぴあ。
 その「ぴあ」の小さな「発見」から始まり、高校時代から声優になって超多忙に
なるまでの間、夢中になって通い、観ていた劇団のひとつ。
 それが、「第三舞台」でした。
 疾走感あふれる、ハイテンポなセリフ回し。
 随所にあふれる、ハイセンス(!/笑)なギャグ。
 「イマ」な音楽を多用し、ミュージカルとは違うカタチでダンスを多様する手法。
 そして、人によって笑うところを選ぶ(笑)、ブラックな風刺の数々。
 こんーなに動き回ってダイジョウブなのか!? と思うほどカラダを動かし続け、
それでもブレない芝居・セリフ回しで、観るモノを圧倒する先鋭的なステージ。
 その後それを踏襲する劇団が増えましたが、この1st impressionは強烈でした。
 思い切り笑って、思い切り泣ける。目を、耳を、心を、揺さぶり続ける。
 本当に、本当に、好きでした。
 自分の所属していた劇団とも交流がありました。
 よく役者さんが客演に来て下さったり、一緒に何かをしたり。
 当時の私はまだぜんぜん新人だったので、同レベルで何かができるという状況で
はなく、ただのイチファンとしてフツウに芝居を見に行ったり、客演で来て下さっ
た役者さんをまぶしくみているだけでしたが、それでも、とてもシアワセでした。
 のちに私の同期だったTが、第三舞台の舞台監督さんと結婚してしまって(晴天
の霹靂!)、両劇団合同の祝いの席の時だけ、騒ぎに乗じていろいろ……だったの
ですが!!!(穴があったら入りたい!/爆)
 シンドイ時、自分の気持ちに負けそうになった時。
 そんな時に、イチ観客としての私に、たくさんの元気と、パワーを、エネルギー
をくれた劇団。
 筧利夫さんを始め、たくさんの役者さんがマスコミの仕事が忙しくなって、10年
間の活動封印。それが明ける今年を、とても楽しみにしていたのに、、、
 「封印解除」、兼、「解散公演」。
 さみしい。
 でも、とても「第三舞台らしい」。
 長い間、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
 鴻上さん、そして役者さん達が、また改めて新しいステージへ向かわれるように、
ラストステージを見届け、その中で、今の自分が何を感じるのかを感じたい。
 ……楽しみにしています……!!!
 そんな「思い出の中の私」(という言い方を敢えてしてみる)に、区切りを迎え
ることになっている「今」。
 あの時代に共に生きた劇団「キャラメルボックス」に、今、自分が関わっている。
 不思議です。本当に。
 こんなことって、あるんですね。
 (ネビュラ入りも、3月中旬まで全然予想していなかった!/爆)←(笑)
 でも、これにも、何かの「ご縁」が働いている。
 今はまだわからないけれど、何かの「意味」がある。
 そう思うから……だから、大事にしてゆきたいと思います。
 先日、TBSラジオに出演させて頂いた時。
 心配していたんですが、皆様のおかげで無事に、楽しく収録が終えられ、ホッと
ひと息したところで、担当プロデューサーのKさんから、思いもかけないひと言。
 「僕、ネヴァラン(私の劇団の愛称)が好きで、ずっと見ていたんですよ。
  緒方さんが出ていた最終公演も、もちろん観ていました。本多劇場でね」
 ……びっくりしすぎて、……ひっくり返るかと思いました……!!(^^;;;
 人間、いつなにが起こるかわからない。いい意味でも、アレな意味でも(笑)。
 だから、大事にしなくちゃです。
 ひとつひとつの仕事。ひとつひとつのステージ。
 もしもこれで終わっても、後悔しないように。
 ……今日も!
作者: skdisk (// > w <;//)   2011-08-01 19:53:00
"70s~90sの洋楽カヴァーオンリー" 好好喔好想聽喔><10月新番期待(敲碗)

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