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扉絵はトリコの作者へのメッセージ。
O:「好きな動物教えて」
S:「おれウサギが好き」
「M.Sさんの好きなウサギの絵を描いて下さい」
東京都 PN:尾田栄一郎
【スイートシティの外れ———】
■容赦なく襲い掛かる怒りの軍団…!!!
無数の兵士たちが転がっている。
ルフィ「ナミィ!!!」
ガレット「……」
「油断したわ」
「──まさかこんな小娘が」
「あんなバカでかい雷を落とすとは」
見えない力で捕らえられているナミ「ウ…」
「ハァ ハァ」
「私にはあんな大きな雷雲作れないけど……!!」
「ビッグ・マムの雷雲を利用する事はできる…!!」
一方咥えタバコのアマンドも刀を取り出す。
「名刀」
「『白魚』」
キングバーム「違うんジュ わしらは裏切ったわけじゃ…」
「アマンド様ァ!!!」
アマンド「“スローバラード”」
キングバーム「………!!!」
ギコ…ギコ…ギコ…
ゆっくりゆっくり斬っていくアマンド。
キングバーム「ギャア~~!!! アァ~~!!! エデデ!! エゲエレレゲ!!!」
「痛ェ…!!! ひど思い”に”…!!!」
ギコ…ギコ…
アマンド「一瞬で斬り捨てるなんて殺す意味がない……!!!」
「一番痛く苦しい速度で私は斬る…!!!」
鳥のように飛ぶ本に乗り、空中に浮かぶ”書司”モンドール。
モンドール「マジかよ“麦わら”!!」
「とても一晩中クラッカーの兄貴と戦ってたとは思えねェ!!」
「チェス戎兵も弱かねェぞ!? ゴミみてェに潰しやがって!!!」
兵士「ハハハハハ!!」
ナミ「ルフィ!!!」
ルフィ「ゼェ…ゼェ…」
オペラ「“クリームモンスター”!!!」
戦う兵士ごとルフィを生クリームで包んでいく。
なぜか生クリームが燃える。
ルフィ「うわああああああ!!!」
「痛ェ!!!」
オペラ「それが生クリームの…!!! “甘い”という力ファ!!」
「ファファファ!!!」
「甘いクリームがスイートすれば」
ルフィ「この…!!」
象銃を構えるルフィ。
オペラ「やがて体中が焦げ落ちるファ!!!」
象銃を構えたままのルフィが急におかしな空間へ。
ルフィ「え!?」
「──ここどこだ!?」
「ハァハァ…」
ぬいぐるみが押し入れからのぞいたり、なぜか蜘蛛が地面から天井へ伸びたりと奇妙な
空間。
ルフィ「!!」
「!?」
すると壁が急に燃え始め、焦げ開いた穴からモンドールが顔を出す。
モンドール「………」
「ここは———」
「“本”の世界!!!」
叫ぶナミ「ルフィ!! 避けて!!」
ルフィ「!?」
「ナミ!!?」
ルフィにはナミが鳥かごに捕らわれているように見える。
必死に叫ぶナミ「危ない!!」
ルフィのすぐ真上で本がパタンっと閉じる。
と同時に現実世界に戻るルフィ
ルフィ「!!」
状況が掴めず、立ちすくむルフィのすぐそばに敵が迫る。
オペラ「クリ~~~~ム!!」
「パンチ!!!」
オペラともう一人、屈強な男が武装色のパンチでルフィを仕留める。
ついに倒れるルフィ。
ナミ「ルフィ~~~!!!」
捕まえたナミの胸元を破るアマンド。
ごそごそと胸元を探り、ビブルカードを取り出す。
ナミ「あ!!」
アマンド「ホーミーズであるチェス戎兵達が まともに戦えなかったのも…」
「あんた達が迷いの森から出て来れた理由も!!」
「やっとわかった」
「なぜあんたがママの“命の紙(ビブルカード)”を持ってんの!?」
「“ローラ”と書いてあるわ」
モンドール「ローラ!? ──あいつから奪ったのか!?」
ボビン「何てこった殺されたのか あの家出娘!!」
「ローラ」「最期の言葉は!!?」とざわつく兵士たち。
ナミ「違う!! 友達よ!!!」
「貰ったの!!」
アマンド「……!! どうだか……!!」
ナミ「……!! ハァ…ハァ…」
アマンド「ママに話すんだな……」
「残念ながら指令はお前達の生け捕りだ……行くぞ」
モンドール「あ———何てこった ほとんど戎兵をやられちまった」
倒れたままのルフィ「……おれ”は」
「ここで………!!!」
「!!!」
意識もうろうとしながらも立ち上がろうとするルフィを背負う兵士。
【ホールケーキ城】
ビッグマム「いいよ」
サンジ「!!?」
「え…………!!?」
「ホントか!!?」
ビッグマム「ああ~…ホントだよ」
「筋道さえ通ってりゃおれァ話のわかる女なんだ!! “現”お前の仲間 “麦わらの一味
”を全員生きてこの島から出す」
「約束しようじゃないか!!」
「お前に逃げる気がなくなり大人しく結婚するなら 色んな事に目をつぶろう……!!」
「………………!!!」
サンジ「ありがてェ!! ……おれァ必ずプリンちゃんを幸せにするよ」
ビッグマム「ハ~ハハハ おー随分」
「娘にホレてくれたね 何よりだ!」
「言っとくがね…“麦わら”達がこのおれにした事は…」
「“本来”許される事じゃねェぞ!?」
サンジ「…………」
ビッグマム「“迷いの森”を破壊し…ウチの『将星』を一人消し……さらに!!」
「魚人島ではおれの菓子を食ったあげくおれに喧嘩を売った!!」
「──だが今はお前達の結婚だけが最優先!!」
「うまくいけば 明日の今頃は……『ジェルマ』の軍事力を得て…みんなで お~~いし
い~~」
「ウエディングケ~キを食ってる頃さ♡」
「お前が逃げなきゃ全てが丸く収まるんだサンジ♡」
サンジ「…ああ」
【ホールケーキ城内——『宝物の間』】
タマゴ男爵の元に警備兵たちの姿。
タマゴ「──全世界において!! 数百年もの間決して砕ける事のなかった碑石のテキス
ト」
「“歴史の本文(ポーネグリフ)”は約30個存在すると言われているのだボン!!」
「——その内“情報”を持つ石が9つ!!! それらを最後の島ラフテルに導いた時」
「石はこの世の“真実”を語り始めるのでソワール!!」
「きゃあ!!およし下さいスムージー様 どうか!!」
「ご容赦を スムージー様!!」
という声が聞こえる。
タマゴ「しかし最後の島 ラフテルに行く為には」
「赤い石“ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”が4つ必要!!!」
「スムージー様!!」
タマゴ「先日ジンベエがもたらした石1つを含め」
ジンベエ『手土産じゃ!』
『道中拾った』
ワダツミ『おらもな』
雑巾のように絞られる女性「スムージさ…」
「ま♡」
タマゴ「我が ビッグ・マム海賊団は “歴史の本文(ポーネグリフ)”を2つと……
」
「“ロード歴史の本文(ポーネグリフ)を1つ!! 計3つの石を有しているブプレ」
カラカラになる女「あああああ~~~♡」
スムージー「大切なのはわかっているが……」
「なぜ今 急に警備を強化したのだタマゴ…!!」
【ビッグ・マム海賊団 “スイート3将星”(ジュース大臣)】
シャーロット家 14女
S(シャーロット)・スムージー
懸賞金9億3200万ベリー
カラカラになった女をその場に捨てるスムージー。
スムージー「茶会までヒマだ」
「警備に付き合うのは構わぬが……」
タマゴ「——ええ 恩にきるでルネサンス」
「──5年程前この島に現れた 元海賊船長ミンク族の“歴史の本文(ポーネグリフ
)”泥棒が」
「どうやら今…再びこの島に潜入してスフレ…」
「……」
「──当時ペコムズの嘆願で命を拾った男が…」
「──なぜまた挑むのか」
「ペドロ!!!」
「──とにかく赤い石“歴史の本文(ポーネグリフ)”は 言わば『海賊王』への道
っ!!!」
「『四皇』同士が奪い合うレベルの代物なのだボン」
「我々はママの為 命を賭してこの『切札』を守りきるでショコラ!!」
魂姿のブルック「…………」
【ホールケーキ城内『宝物の間』そば『酒貯蔵庫』】
ペドロ「増えた!?」
ブルック「ショーセイと呼ばれてました」
ペドロ「将星!? 大幹部の事だ…!!」
「絶望的だ いよいよもって完璧な警備……!!」
「夜間にも一瞬のスキもない……!!」
「タマゴにおれの存在がバレた時点で 望みは消えたのか!!?」
「──ルフィ達も難航している時に……我々くらい」
「スムーズに任務を終えたい所……」
ブルック「…………」
「──私 先日のペドロさんの話感動しました ルフィさんが海賊王になる為には」
「“ロードポーネグリフ”はいつか必ず必要になる石」
「──しかしまたここへ来るのは きっと至難の業です……!!」
「──むしろ本気で来ようとする程 正面から戦う事になり……とても みんなでここへ
辿り着く事はできない……!!!」
「──今は 類いまれなるチャンスなのかも知れない」
ペドロ「──だが切り込めば2人共死ぬ…!!」
ブルック「タマゴの男爵の狙いは?」
ペドロ「……おれだな」
ブルック「ペドロさん」
「囮になってくれませんか?」
ペドロ「──おれもちょうど それを考えてた」
■“海賊王”への好機(チャンス)!決死の侵入作戦!!?
ワンピース 847話 ネタバレへ続く