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西島秀俊、アカデミー賞以来初の連ドラ主演 異色刑事ドラマで濱田岳＆上白石萌歌と
トリオ結成
俳優の西島秀俊が、来年1月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ『警視庁アウトサイ
ダー』（毎週木曜 後9：00）で主演を務めることが8日、発表された。濱田岳、上白石
萌歌とトリオを組み、まったく新しい刑事ドラマに挑む。
同作はスネに傷を持つ“グレー”な刑事たちが、秘密を隠しながら、互いに利用しあ
い、それぞれの正義を見出していく異色作で、ミステリー作家・加藤実秋氏の同名小説
が原作。警察組織の中で異質な存在＝「アウトサイダー」である3人が持ちつ持たれつ
、さまざまな難事件に挑んでいくのだが、やがてそれぞれが背負っていた過去の真実が
明らかになり、物語は壮大な復讐劇へとなだれ込んでいく。
見た目が極道の元マル暴オヤジ刑事の主人公・架川英児（かがわ えいじ）を演じる
西島は、主演映画『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞・国際長編映画賞に輝い
てから初の連続ドラマ主演作となる。テレビ朝日の連続ドラマ主演も初めて。
英児は、五十路を過ぎて本庁組織犯罪対策部から所轄に飛ばされたが、左遷の原因と
なったトラブルの真実を探るためにも組織犯罪対策部への返り咲きを強く望む。上層部
にアピールする必要性から、秘密を表沙汰にされたくない光輔と密約を交わし、タッグ
を組むことに。しかし、一連の謎を追ううち、自身が本庁を追われた原因があまりに深
い闇につながっていることに気づく。
英児とのタッグを受け入れる所轄のさわやかエース刑事・蓮見光輔（はすみ こうす
け）を演じるのは濱田。光輔は決して明かせない大きな秘密を抱え、その秘密を察知し
た英児とやむなくコンビを組むこととなり、そこに新米刑事・直央も加わってトリオで
捜査に臨む。
そして上白石は、英児＆光輔の下につく新人・水木直央（みずき なお）を演じる。
最初はイヤイヤ捜査に当たっていた直央だが、ある事件をきっかけに刑事という仕事へ
の意識が変わることに。しかし、実の父が警察組織の上層部にいる、という事実が彼女
の運命を翻弄していくこととなる。
脚本は、映画『東京リベンジャーズ』など話題作を多数手がける高橋泉（高＝はしご
だか）氏が務め、演出は『民王』、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズなどを世に送り
出したヒットメーカー・木村ひさし監督が担当する。
ゼネラルプロデューサーの服部宣之氏は、同作を「世の中のあらゆることを『白』か
『黒』か、その二択しかないような感じで当事者たちを追い詰めていく昨今、限りなく
グレーな、白と黒の境界線を行ったり来たりする登場人物たちが主人公のドラマです」
と説明し、「西島秀俊さん、濱田岳さん、上白石萌歌さんとのトリオで、そんな白と黒
が入り混じった世界を描いて参ります。この3人の組み合わせだけでも、様々な個性が
入り混じっていて、なぜかまだ一度もトリオでのお芝居を見ていないのに、絶対に面白
くなる！という確信があります。この組み合わせに不安が入り混じることはありません
…」と期待を込めた。