熊本空港アクセス鉄道は大津か三里木か?…熊本県は三里木ルートを支持 大津町へ表
明
熊本県大津町は2月12日、阿蘇くまもと空港(熊本空港)アクセス鉄道に関して熊本県
から示された方針内容を明らかにした。
この鉄道は、大津町に近い熊本空港へのアクセスを目的として構想されているもの。現
在、熊本空港への主要なアクセスは熊本市内からのリムジンバス、またはJR豊肥本線肥
後大津駅を発着する連絡バス「空港ライナー」が担っている。
熊本空港への安定した交通アクセスは2004年度から構想されており、当初は熊本市内か
らのモノレールや熊本市電の延伸による輸送、豊肥本線を延伸しての鉄道輸送の3案が
考えられていたが、モノレールでは建設費(2500~2600億円)がネックになること、熊
本市電では安定した輸送が困難であることから、鉄道輸送による案が有力視された。
県からの方針内容は2月8日示されたが、それによると「現在進める空港コンセッション
(民間委託)により空港利用者が増加する見込みであり、定時制・速達性・大量輸送と
いう課題を解決するためにも、現在のリムジンバスや空港ライナー以外の選択肢が必要
であること、また、県の長年の課題となっていた県民総合運動公園へのアクセス改善に
ついても対応が必須となっていることにより、今回のJR豊肥本線三里木駅からの延伸案
について検討を進める」とされ、三里木ルートに変更がないことを表明。そのことを前
提にJR九州と協議しているとした。
https://response.jp/article/2019/02/13/319100.html