作者:
sffstpl (er)
2019-04-13 09:22:26歌手: 霜月はるか
作詞: 六浦館
作曲: MANYO(LittleWing)
震え届く風 頬撫でゆく
[ ふるえとどくかぜ ほおなでゆく ]
静寂に抗う 赤子のように
[ せいじゃくにあらがう あかごのように ]
抱え込み離さなかった
[ かかえこみはなさなかった ]
籠は容易く崩れ去る
[ かごはたやすくくずれさる ]
限られた時間(とき)と空間(はざま)をゆく
[ かぎられたじかん(とき)とくうかん(はざま)をゆく ]
瑠璃の鳥 示した星の兆し
[ るりのとり しめしたほしのきざし ]
月を背にした暗闇さえも
[ つきをせにしたくらやみさえも ]
いとおしく思える
[ いとおしくおもえる ]
罅(ひび)割れ欠けていく
[ ひび(ひび)われかけていく ]
歪んだ糸模様
[ いがんだいともよう ]
届かない叫びを
[ とどかないさけびを ]
この胸に押さえて
[ このむねにおさえて ]
翳した手のひら すり抜けていく
[ かざしたてのひら すりぬけていく ]
思い出せもしない
[ おもいだせもしない ]
打ち棄てた身体 迷いの中
[ うちすてたしんたい まよいのなか ]
漂い辿り着くのは 途切れた軌跡
[ ただよいたどりつくのは とぎれたきせき ]
明ける空を忌み 影落とす者
[ あけるそらをいみ かげおとすもの ]
望むべきものは ここに無いと
[ のぞむべきものは ここにないと ]
踏み出した土は脆くて
[ ふみだしたどはもろくて ]
孤独のままに 堕ちてゆく
[ こどくのままに おちてゆく ]
閉ざされた世界を 破り逃れるなら
[ とざされたせかいを やぶりのがれるなら ]
儚い願いは 叶えられるはずもない
[ はかないねがいは かなえられるはずもない ]
確かな記憶を紡ぐように
[ たしかなきおくをつむぐように ]
悲しみが見えぬように
[ かなしみがみえぬように ]
懼(おそ)れた答えは無間(むげん)の中
[ 懼(おそ)れたこたえはむげん(むげん)のなか ]
出でた殻は紅く染まった─
[ ででたからはあかくそまった─ ]
翳した手のひら すり抜けていく
[ かざしたてのひら すりぬけていく ]
もう動くこともない
[ もううごくこともない ]
奇蹟を信じた無垢の心
[ きせきをしんじたむくのこころ ]
遠い神話のよう
[ とおいしんわのよう ]
光を集めた瑠璃の鳥よ
[ ひかりをあつめたるりのとりよ ]
行方も分からないまま
[ ゆくえもわからないまま ]
打ち棄てた身体 迷いの中
[ うちすてたしんたい まよいのなか ]
漂い辿り着くのは 途切れた軌跡
[ ただよいたどりつくのは とぎれたきせき ]