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背景故事
「アクセル、お茶にするからいらっしゃい」
「亞克斯,茶泡好了快來喝」
母親はもう3回は彼を呼んでいる。「今行くよ」と生返事がそのたびに返ってきたが、
一向に息子は姿を見せる気配はない。「あの子はいつもそうだわ、夢中になると時間を
忘れてしまうのだから。そんなところは死んだ父親そっくり」と、母親はいつも半分自
慢げに愚痴をこぼしていた。
母親已經叫了她三次,每次他都回答「馬上過去」,不過沒有一次真的出現的。「那孩子
老是這樣,一沉迷進去就忘了時間。這點跟他爸最像」母親則老是帶著一半自豪的心情喃
喃抱怨。
アクセル・ホークはボクシングを引退してから、何をするわけでもなく唯一の趣味であ
るラジコンをいじっては毎日を過ごしている。プロ時代の近寄り難さが消えてきた彼を
、それまで英雄視してきた人間は非難や中傷をしてきたが、それをかばい見守ってきた
のが年老いた母親である。
亞克斯・霍克自拳擊界引退後,唯一的樂趣就只剩作模型,藉此度過每一天。職業拳手時
代的他讓人很難親近,如今已不復見,當時視他為英雄的人雖然不斷譴責中傷他,但年邁
的母親也一路守護著他至今。
アクセルは床一面に散らかした工具をうまく使い、意外と器用にラジコンを組み立てて
いく。しばらく、全体のバランスを見た後「よし」と頷いて机の上に小さな愛車を置い
た。
亞克斯精確地使用散在地板上的工具,出乎意料地精巧地慢慢組合起模型。沒多久,看見
模型全體平衡之後,點頭說了一聲「好」,將小小的愛車放上桌子。
「アクセル、いい加減にしなさい。お茶が冷めてしまったわ」
「亞克斯,你是好了沒。茶都要冷掉啦」
半分呆れたような顔でアクセル・ホークの3分の1ほどしか体積がない母親がドアの前
に立っていた。彼女の前では元ヘビー級チャンピオンとして活躍した男も猫同然である
。
體積只有亞克斯1/3左右的母親,帶著五分呆滯表情的站在門邊。在她面前,這位前任重
量級拳擊冠軍乖的跟貓似的。
「早くそこを片付けなさい。お茶を持ってくるわ。もう冷めてしまったけど、マフィン
を焼いてあったのよ。お前の好きなラム・レーズンが入ったやつよ」
「快點收拾一下,我去把茶拿過來。雖然冷掉了,不過我有烤了鬆餅,還加了你最喜歡的
葡萄乾喔」
そう言って小さな母親は笑った。
小個子的母親說著說也笑了。
「ああ、そうそう手紙が来てたのよ。渡すのが遅れてごめんなさいね」
「啊對了,有封給你的信,忘記拿給你了」
ロウで封印された差出人のない手紙を受け取ったアクセル・ホークは、翌日から厳しい
トレーニングを再開した。
收到這封沒寫寄件者,只用蠟封口的信之後,亞克斯隔天又開始進行嚴格的訓練了。