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山﨑賢人、１０月期ＴＢＳ系「アトムの童」で日曜劇場初主演 天才ゲーム開発者役で
「最高の作品にしたい」
俳優、山﨑賢人（２７）が１０月スタートのＴＢＳ系ドラマ「アトムの童（こ）」（日
曜後９・０）に主演することが３０日、分かった。「半沢直樹」などで知られる同局の
日曜劇場枠で主演を務めるのは初で、若き天才ゲーム開発者役を演じる。老舗玩具メー
カーとともにさまざまな困難に立ち向かう姿を届ける山﨑は、「家族みんなで見て熱く
なれるような最高の作品にしたい」と力を込めた。
公開中の主演映画「キングダム２ 遥かなる大地へ」をはじめ、出演作を次々とヒット
に導く若手実力派が、日曜劇場で真価を発揮する。
「アトムの童」は現代のゲーム業界を舞台に、「インディー」と呼ばれる個人でゲーム
を制作する主人公・那由他（なゆた）が、廃業の危機を迎えていた老舗玩具メーカー「
アトム」とタッグを組み、大企業と覇権を争う姿を描く。山﨑演じる主人公は「ジョン
・ドゥ」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから"ゲーム業界のバンク
シー"と称された若き天才ゲーム開発者という役どころだ。
２０１０年の俳優デビュー以降、数々のドラマや映画に主演してきた山﨑。ＴＢＳ系連
続ドラマの主演は今作が初めてとなるが、制作側は「大企業という集団を恐れず群れず
、たった１人で野望を果たそうと戦う無双の男に、山﨑さんが自然と重なりました。こ
の役は、絶対に山﨑さんしかいない」と圧倒的な期待感でオファーをかけた。
日曜劇場への出演は１７年の「陸王」以来、５年ぶり。山﨑は「毎週感動を与えること
ができるすごく熱いドラマの枠だなと感じていました」と当時を振り返り、「主演を務
めさせていただけるということで、キャスト・スタッフ一丸となって、全力でおもしろ
い作品が撮れたらと思っています」と座長としての日曜劇場凱旋に気合十分だ。
ゲームクリエイターは、今年３月に発表された「将来なりたい職業ランキング」で男子
小中高生いずれもトップ５に入っており、若年層からも注目を集めそう。「子供から大
人まで、みんなが触れてきたゲームというものを通じて、いろいろな世代の方に楽しん
でいただけるストーリーになっているかと思います。家族みんなで見て熱くなれるよう
な最高の作品にしたい」と宣言した。
★物語
若き天才ゲーム開発者・安積那由他（山﨑）は、誰もその素顔を知らないことから「ゲ
ーム業界のバンクシー」と称されていたが、ある事件をきっかけにゲーム開発から離れ
、静かに暮らしていた。一方、海外との価格競争などの影響で廃業の危機を迎えていた
老舗玩具メーカー「アトム」は、一発逆転の経営再建のために「ゲーム制作」へ参入す
べくかじを切る。資金もノウハウも持たないアトムは、わらにもすがる思いで那由他と
コンタクトを取ろうと奔走するが－