文中提到"上原浩治"剛剛達成MLB第2位40歲救援成功的日本人投手(上一位斎藤隆)
這個月3號才剛滿40歲的上原投球球種9成以上幾乎就是投直球和快速指叉(英: splitter)
這2種球路,除了快速指叉球犀利以外主要可以生存在MLB就是靠他驚異的絕佳控球力
日美通算投球1899回1/3 才投出252四壞球,平均9局才出現1.19顆四壞球,觸身球
更是只有30顆而已,日美投球通算16年才出現14顆暴投....
驚異的控球力是上原在日美職業棒球的生存之道
上原本季MLB 以及滿40歲的第一個救援成功
https://www.youtube.com/watch?v=k8yzAiJP7tg
去年在MLB明星賽投球的上原
https://www.youtube.com/watch?v=yrOv37tgIus
上原MLB最速92mph(約148km/h)、平均球速も約88-89mph(約142-143km/h)
◆ 40代でセーブを記録したのは日本人投手で2人目の快挙
少し遅れて、上原浩治(レッドソックス)の2015年シーズンが開幕した。
左太ももの張りのためマイナーで調整していた上原が、14日のワシントン・ナショナ
ルズ戦の8-7と1点リードした9回に今季メジャー初登板。4番ジマーマンに左翼ポール
際に大きなファウルを打たれ、ひやりとする場面もあったが、3者凡退に抑えて今季初
セーブを挙げた。
今月3日に40歳の誕生日を迎えた上原。40代の日本人投手がメジャーでセーブを記録
したのは、10年の斎藤隆(ブレーブス)に次いで5年ぶり2人目のことだった。
上原の球種は、ほとんどがストレートとスプリットの2種類。カットボールも投げる
が、ストレートとスプリットが全投球の9割以上を占めている。
とくにスプリットはメジャーでも屈指のキレだが、上原の制球力は驚異的である。
昨季まで日米通算1899回3分の1を投げ、与えた四球は252。9イニングあたりの平均与
四球は1.19。また、与死球は30個とこちらも少ない。巨人時代の2008年、メジャーに移
籍した2009年から2012年までの5年間は一度も打者にぶつけなかった。スラッガーが並
ぶメジャーリーグでは、日本以上に打者の内角を突く必要があるが、上原がメジャーで
記録した死球は2013年と2014年の1死球ずつだけである。
◆ 日米通算16年で暴投は14 出番が増えるカギは先発陣にあり!
与四死球以外にも上原の制球力を示すデータはある。
鋭く落ちるスプリットは、高い確率で空振りを奪うことができる反面、ワンバウンド
になったりして暴投となるケースも多いが、上原の日米通算暴投はたったの14。メジャ
ーでの6年間でも4つしかない。
日本のキャッチャーと比べ、メジャーのキャッチャーは腰高で構えることが多く、ボ
ールを後ろに逸らす場面が目立つ。そんな状況でも上原はほとんど暴投がないのである
。スプリットがホームベースの手前でワンバウンドせずに絶妙な落ち方をするため、捕
手も安心してスプリットのサインを出せるのではないだろうか。まさに、世界一のスプ
リットの使い手と言えるのではないだろうか。
昨季、レッドソックスがアメリカンリーグ東地区の最下位に終わるなど、クローザー
上原の出番は少なかった。64試合に登板したものの、セーブがつかない状況で30試合以
上登板し、昨季のメジャーで「セーブがつかない状況で最も投げたクローザー」だった
のだ。つまり、クローザー上原を生かせる環境になかったのである。
今季のレッドソックスは、昨季の開幕時と先発投手陣をほぼ入れ替えた。それでも先
発陣の防御率が6点台とまだ不安が大きい……。打線がより援護し、田澤純一と上原の
日本人コンビに少しでも多くつなぎたいところだ。
文=京都純典(みやこ・すみのり)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150420-00030016-baseballk-base