ALI_PROJECT簡介 日文版

作者: jigsawround (orz)   2008-04-06 11:44:22
1988年、蟻プロジェクト(ありぷろじぇくと)としてアルバム『幻想庭園』でインディ
ーズデビュー。1992年、シングル『恋せよ乙女~Love story of ZIPANG~』で東芝EMI
よりメジャーデビューすると共にALI PROJECTに改名。
東芝EMIとの契約は1995年には解消している(2006年には東芝EMIに所属していた時の音
源をまとめたベストアルバムを発売)。その後のアニメ作品のタイアップ曲はその作品
の音楽制作を担当する会社のレーベルより発表しており、主にビクターエンタテインメ
ント、Mellow Headから発売。タイアップ無しのオリジナルアルバムの場合は徳間ジャ
パンコミュニケーションズなどから発売している。
アニメ作品への提供曲はオリジナルアルバムには収録せず、ベストアルバム形式で発売
している。また近年は過去の発表曲をストリングスアレンジを施し収録したアルバムを
発表している。
過去に廃盤になったCDを再販売するため、自らレコード会社「ZAZOU Records」を設立
。再販CDの他に、オリジナルのミニアルバムとライブアルバム、さらに宝野アリカ著書
の歌詞集と童話集も販売している。なお、宝野アリカ著書をZAZOU Recordsで購入する
と、購入特典として宝野アリカ直筆サインが記載される。
2007年後半にアルバム『Grand Finale』を発表。タイトルから活動休止するのではとの
噂が立った。しかし2007年12月19日に行われた定期ライブ・月光ソワレで「活動休止を
しようとも考えましたが、初心に戻り昔のように1つの歌に愛を注いで作るのでこれか
らもよろしくお願いします。」と、活動休止ではないことを明言した。なお、月光ソワ
レは2007年で一区切りを打つ。
楽曲には通常なら出すことすら難しいと思われるような高音部分も多いが、安定した歌
唱力をもっている。
作曲は片倉三起也、作詞は宝野アリカが手掛けているが、たまに『コッペリアの柩』な
ど、宝野アリカが作曲することがある。宝野は鼻歌で作曲する。
シンセサイザーや打ち込みで構成されたリズム・旋律が中心の楽曲と、弦楽器によるス
トリングス中心の楽曲がある。アニメに提供する曲では、主に前者の楽曲が見られる。
オリジナルアルバムにおいては、両者の楽曲が混在する(鮮烈な打ち込み音楽のみなら
ず、ミディアムテンポのポップス楽曲でも、打ち込みが駆使される)。
近年はコードチェンジが非常に多く、初聴取時のインパクトを与える事もある。旋法的
にも増二度など、日本的な感性からは距離が見られる。強拍を強調する鋭角的なリズム
語法も、特色の一つであるようだ。どのような様式で作曲しても、アゴーギクを徹底的
に排している。
楽曲のタイトルや歌詞、一部のフレーズは、いわゆる名作と呼ばれる映画や小説、ケテ
ルビーやモーツァルトといったクラシック曲などから引用することがある。
米文学研究者でSF評論家の巽孝之による『プログレッシヴ・ロックの哲学』(平凡社、
2002年、ISBN 978-4582831344)という本にてアルバム『幻想庭園』が紹介されており
、ALI PROJECTの公式サイト上で宝野自身がALI PROJECTはプログレッシブ・ロックであ
ることが証明されたと語っている[1]。
ゴシック・アンド・ロリータ風の曲が目立つ。ちなみに、宝野は高校生時代からのロリ
ータ・ファッション愛好家であった。しかし、それとは全く無縁の爽やかな曲も多数存
在する。また宝野は、マネージャー兼スタイリストを担当している渋谷ケイコと共に、
ゴシック・アンド・ロリータブランド「少女貴族」を設立した。デビュー当時は、優し
く爽やかな曲ばかりだったが、『コッペリアの柩』を機に段々とダークな雰囲気の曲が
目立つようになる。宝野本人は『白の世界に黒があり、黒の世界に白がある』と語って
おり、ファンの間では「白アリ」「黒アリ」と呼ばれる。但し、楽曲の捉え方は個々人
によるものなので明確な分類はない。

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